日本語配列の自作キーボード基板のTH60JPを販売しています。それはFILCOとCORSAIRの日本語キーキャップを用いた製品となっており、それ専用のスタビライザー用のワイヤーを同梱しています。
そもそも、このスタビライザー用の専用ワイヤーというのを用意するのが精度や加工的な面で面倒&難しいという背景があるのですが、私のこだわりは日本語配列であることなのでその部分が譲ることができませんでした。
また、私自身が失敗したのですが、特殊なスペースバーだと穴の位置が普通のスタビライザーと微妙に違う位置にあって、試作時に基板を無駄にしてしまうということもあります。特に大きい基板用に設計していると思うので失敗時コストも痛いはずです。
その状態では、日本語配列の自作キーボード基板を作るというハードルが上がってしまうので、あまり市場に良いものが出回ることも少なくなってしまいます。
専用スタビライザー用のワイヤーをTH60JP用に量産したので、そういった層への支援になったら良いなという意図で販売やこの記事を執筆しています。
まず、Kicad用のフットプリントは以下に置いています。それぞれ名前の通りCORSAIRの4.25UとFILCOの4.5U用となっています。SuffixにPlateと入っているのはトッププレート用のデータです。
GitHub
https://github.com/T-H-Un/th60jp/tree/master/JP_KBD_lib
実際にこのフットプリントを用いて作製して販売しているスタビライザーを入れたのが以下の写真です。
この写真で使われているスタビライザーはBOOTHにて販売しています。
BOOTH
https://thun.booth.pm/items/4582431
規格的には、以下の様になっています。
- 線径:Φ=1.6mm
- 素材:SUS304
- 製造規格:ISO2768-M
FILCOとCORSAIR用の両方を同梱して販売しています。
このように、フットプリントと実製品の両方を用意しているので、日本語配列の自作キーボードの作製の一助になればと思います。
以上となります。お読みいただきありがとうございました。