以前にmicroSDカードのOSをSSDに移すという話をしました。それがこの記事ですね。
この記事の中には書いているのですが、本来の目的はCLI運用の3B+から4Bへの移行を行い、microSDからSSDへOSを移行させるということでした。
今回はその話の続きにあたる、3B+から4Bへの移行という、異なったデバイス間でのOSの移行ができるのかという検証記事にあたります。
結果的には3B+から4Bへの移行はでき、OSもmicroSDからSSDへい移行ができました。多少条件はありますが条件さえそろえば簡単です。
目次
やりたいこと
始めに、私がやりたいことを明確化しておきます。
この記事では、Raspberry Pi model 3B+から4Bへの移行を考えます。前回に同じRaspberry PiでOSをmicroSDカードからSSDへの移行手順を確立したので、今回は異なるデバイス間でのOS移行を考えるというわけですね。
条件を考える
そもそもOSの移行とはどういうことかかと考えると、なんとなく条件が見えてきます。
あとはOSというのが何を提供するかですね。OSは仮想化を提供するものなので、本来は異なったデバイス上で動くというのが正しい所作なのです。つまり、Raspberry Pi model 3B+から4Bへの移行に際しては何も気にせず中身をコピーしたら移行できなければ不自然ではあります。
しかし、OSが仮想化を提供するものではあるといっても、OSが対応していなければ意味がないのでOSが移行先のデバイスに対応していること、つまり、Raspberry Pi OSの中でRaspberry Pi 4Bに対応したバージョンであれば移行ができるはずだと考えました。
結果的にこの考えは正しく、対応したバージョンでならば問題なくOSの移行が行えました。
実際にやってみる
ひとまず、以前の記事で作ったSSDを3B+から4Bに差し替えてみます。以前の記事はこちら。
とりあえず最新版にアップデートだけした確実に移行できるようにしました。
sudo apt update
sudo apt full-upgrade
これを実行した後動作に問題がないことを確認してSSDを差し替えたところ正しく動作しました。
結果的にこれと言って特別なことをしなくてもSSDをそのまま差し替えるだけで問題なく移行ができました。お手軽すぎて拍子抜けしました。
まとめ
正直この記事は長くなると思って目次まで付けたのですが、びっくりするぐらい簡単で拍子抜けだったため色々無駄になってしまいましたが、たまにはこういうのも悪くありませんね。
結論は簡単で移行先のOSに対応したバージョンであればSSDを差し替えるだけで動作しました。試していませんが、以前の記事や原理を考えると、microSDカードを差し替えるだけでも同じように動作するでしょう。
以上です。お読みいただきありがとうございました。